兵庫県西部に位置し、江戸時代から城下町として栄えてきた姫路市。戦後は県内有数の商工業都市として、また姫路城(白鷺城)を目玉とする観光都市としても人気を集めています。また、姫路市は瀬戸内海式気候で、年間を通じて気候や湿度に大きな変化がない点が特徴で気候条件の面でも過ごしやすいエリアになります。『やさしえ姫路土山』は、そんな魅力あふれる街の中心近くにオープンしたサービス付き高齢者向け住宅です。今回は支配人の梅本司氏に、施設の特徴や強みについてインタビューしました。
物件の特徴を教えてください。
建物・設備について
やさしえ姫路土山は2020年11月にオープンしました。4階建て・全50室というゆったりした構造で、1階は特浴(機械浴)室と厨房付きの食堂、2階から4階は同じ大きさの居室と2つの個別浴室、そして簡単なIH調理器具が付いた談話コーナーという造りになっています。
1階の特浴機は車椅子の方もご利用いただけるストレッチャータイプです。また居室フロアにある個浴は、一方は右手摺、もう一方は左手摺になっていて、ご入居者様それぞれに合った入浴を提供できます。
周辺環境について
やさしえ姫路土山はJR姫路駅からバス約5分という好立地で、目の前には駐車場があります。すぐ近くにファミリーレストランもあるため、ご家族が面会に来られる際にも大変便利です。
徒歩10分圏内には大型スーパーやドラッグストアがあります。介護スタッフのサポート付きで買い物ができるためご入居者様にも好評です。建物の窓からは姫路城を眺めることもできます。
サービスについて
介護ノウハウ豊富な「やさしい手」が運営する訪問介護事業所が併設されており、更に医療機関との連携で、医療依存度の高い方、要介護度が3〜5という中重度の方でも、24時間365日、安心して過ごしていただけます。近隣のサ高住は自立型が多いのですが、安心・充実の介護サービスと医療ケアという部分がやさしえ姫路土山のアピールポイントです。
月曜日から土曜日の午前と午後には、体操や季節のものを作るレクリエーションなどのアクティビティを実施しています。それぞれの内容はデイサービス出身のスタッフが考案していて、施設内にいながら、デイサービスと同じように楽しめる内容となっています。
厨房を運営するのはやさしい手のレストラン事業部です。入居前に病院、介護、厨房が相談して食事内容を決め、きざみ食やとろみ食、減塩対応など、それぞれの方に合ったお食事を提供しています。
また月に一度「イベント食」という特別なお食事をお出ししているのですが、その中でも寿司下駄でお出しした「握り寿司」が大好評でした。
施設の運営やサービス提供に携わっているのは、非常勤を含む16名のスタッフです。日中は看護師が常駐するほか、サービス提供責任者も1~2名配置しています。
入居者の雰囲気について教えてください。
ご入居様同士で仲良くしつつ、ご自身の時間も大切にされているという印象です。会話やものづくりなどを通してコミュニケーションを楽しんでいる方もいれば、談話室のテレビで好きな野球を見ている方もおられます。
一方でアクティビティへの参加も積極的です。以前手芸の先生をしていたというご入居者様が先生をされることもあり、皆様がそれぞれの立場で楽しんでおられます。
入居費用について教えてください。
初期費用については、163,000円〜の敷金をお預かりしています。敷金については通常の賃貸不動産同様、退去時にお返しさせていただきます。
月額費用は賃料53,000円に加え、電気ガス水道などの共益費として25,000円、介護スタッフが日常生活でお困りのことを支援させていただく「生活支援サービス費」が22,000円、1日3食ついた食事サービス費として52,230円、計152,230円が固定費としてかかります。
初期費用 | 163,000円~ | |
月額費用 | 賃料 | 53,000円 |
共益費 | 25,000円 | |
生活支援サービス費 | 22,000円 | |
食事サービス費(1日3食) | 52,230円 | |
計 | 152,230円 |
※他に介護保険サービス利用料、訪問診療、お薬代、オムツ代などがかかります。
将来どのような物件にしたいですか?
やさしえ姫路土山の強みは、介護度が重度な方や医療依存度の高い方をお受けしていることです。コロナ禍の現在、世の中全体が医療面でシビアになっていて、介護が必要な高齢者は特に、一人で生活するのに不安を感じておられます。
そのような方を積極的に受け入れて医療面・介護面のサポートを提供し、ご入居様同士や介護スタッフとの交流、さらには姫路という地域との交流を通して「充実した暮らし」を実現していきたいと考えています。
入居者とのエピソードを教えてください。
印象的なエピソードは二つあります。
一つ目はご夫婦で入居されている方のお話です。もともとは夫婦お二人暮らしで、少し認知症の進んだ奥様をご主人様がお世話するという「老老介護」のケースでした。さすがに限界ということで、お二人で一緒に暮らせる施設を探しておられたようです。
ご家族からは「ずっと一緒はしんどいので、それぞれの時間も作れるようにしてほしい」とご要望をいただいていたため、同じフロアの向かい合わせのお部屋をご用意しました。今では片方の部屋にベッドを2台入れて寝室に、もう一方の部屋をリビングという形にして、ご夫婦で快適に過ごしていただいています。
二つ目は姫路出身のご夫婦のお話です。もともと何度か内覧に来られていた方なのですが、ご主人様の方に「持家を処分したくない」「まだ住める」というお気持ちが強く、最初はあまり乗り気ではありませんでした。
ところがお話をしているうちに、ご主人様の気持ちがだんだんと変化してきました。実は私も姫路在住なのですが、お互いが知っている「地元の話」で盛り上がったり、「もっと姫路を盛り上げたい」という個人的な想いを語り合ったりすることで、やさしえ姫路土山の方針に共感をいただけたようです。
やさしえ姫路土山は、安心の介護や医療ケアといったサービスの充実はもちろん「姫路の団結力」や地元愛も大切にして、これからもご入居者様と地域をつなぐ施設でありたいと思っています。
物件の詳細、資料ダウンロードは下記よりご覧ください。